状況が裂いた部屋

音楽と映画と日常について

ニュージーランド旅行記②

 

旅の記録の後半。

 

◯8日目

この旅最大のハイライトとなったミルフォードサウンドへ。

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出航する港へ着くと、もうクルージング船が何台も停泊していてテンションが上がる。右に写っている船に乗りたかったが、残念ながらグレードが高すぎたため断念、120分で湾の外側ギリギリまで出て戻ってくるコースを選択する。偶然にもそれは、先日のツチボタル洞窟ツアーを主催していたRealJourney社だった。

 

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本当に素晴らしかった。景色にここまで感動したのは初めてな気がする。このクルーズに出るためにニュージーランド行く価値あると思う。

写真が下手でいまいち凄さが伝わらないのが悔しい。出発時は青空が広がって湾を囲む山が綺麗に見えた。船は滝に大丈夫か、ってくらい近づくのでビビる。普通に甲板は飛沫で水浸しになり、写真に夢中だった相方はずぶ濡れになってしまった。オットセイ(アシカ?)の群れが岩で日向ぼっこしている。ほんの一瞬、船はオーストラリアに向かって開いている海に出た。自分の人生で一番南極に近づいた瞬間だ。南緯30°くらいかな。港への帰りは雲が出てきたが風が強く、すごい速さで山の向こうへ消えてゆく雲が美しかった。

 

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大感動したミルフォードサウンドを後にし、また大移動。この日がおそらく走行距離で言えば一番走った。400キロ以上。羊たちももう見飽きてくる。自然は相変わらず圧倒的で見飽きることはない。 

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アルパカさんを見つけて嬉しくなる。南島の南西側は湖がとても多く、道路も湖の湖面と山の斜面の間、みたいなすごい道だったりする。途中の湖で石を拾い、2人で水切り大会を開催してたらとなりの女の子グループが筋トレを始めるので爆笑した。

 

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ワナカ湖、という大きな湖のほとりにある街に着く。クイーンズタウンという街。久しぶりにちゃんとした街らしい街に泊まる。5日ぶりくらいに日本人にも会った。きっとミルフォードにもいたんだろうけど日本語を聞いたのが久々に感じる。イカしたエド・シーランTとニュージーランドの誇りALL BLACK。トルコ人からケバブを買って食べた。お前らどこの国でもケバブ売ってんだな。こじんまりとした良い街だった。

 

◯9日目

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氷河トラックへ。登山道入り口まで「地球の歩き方」に車で川を数本渡る、と書いてありマジかよ〜と行ったらマジだった。動画を上げられないのが残念だが車ぶっ壊れるかと思ったし実際ちょっとアレした。

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木から落ちる相方。

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スポットとなっている地点で氷河が見えた。

この日の目的は達成できたので、まだ道はあるようだったが満足して山を降りる。

先日のミルフォードサウンド前日の登山より標高が高いところまでは登らなかったが、なだらかな森林の中を片道3時間程ずつ歩いたので丁度良い達成感だった。登山よりトレッキングというのだろうか。

帰り道の中程で、1人で登ってきたヒゲ面のおじさんに残りはあとどんぐらいあるの?みたいなことを尋ねられて、相方がここが半分くらいですよ、と答えたら目を見開いて「oh,jesus…」と言っていたのが面白かった。

 帰りも車で川を渡った。少し移動した先の街で車中泊

 

◯10日目

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またかなりの距離を移動。ニュージーランド一家に一台キャンピングカーがあるのでは?ってくらい多い。ホリデーパークに駐車すると周りがゴツいバンかキャンピングカーなので若干肩身が狭い。

この日まで、運転中はずっと僕のウォークマンから好きな曲を流していたんだけれど、ついに充電が無くなってしまった。相方のiPhoneから音楽を流す事になったんだけれど、彼のiTunes相対性理論group_inouとamerican footballしか入っていない、という状態だったため、その3アーティストに詳しくなった。

 

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ニュージーランド南島の中心あたりを通過。また湖の近くの街に寄った。「善き羊飼いのための教会」を少しだけ見学。割と期待して行ったのに大したことなった。今考えると小説「アルケミスト」の冒頭の教会ってこんな感じかなと思う。あと野生の野ウサギが走っているのが見えた。

 

◯11日目

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 テカポ湖という湖のそばを通ったはず。

いまひとつ記憶がない日。

 

◯12日目

ついに出発地点、クライストチャーチへ帰還。

南島縦断の旅という当初の目的は無事に達成された。ひと安心。

出国までほぼ丸2日あるので、残金のニュージーランドドルを使い切るよう、計算して買い物をする事にする。

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ショッピングモールでお土産を買う。マグカップ、ペン、Tシャツなど。

相方は絵画(というかタペストリー?)を気に入ってしまい、買うか散々悩んだ挙句日本に持ち運べそうにない、という理由で諦めていた。

 

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 おもちゃ屋が楽しい。

 

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美味しいものも食べた。

 

この日がニュージーランドのホテルに泊まる最終日であり、例によってバックパッカーホテルだったのだけど、この旅で一番外国人と話した。フランス人の女性とキッチンで並んで作業をするうちにカタコト英語でコミュニケーションをとるようになり、慣れてくるとなかなかに面白かった。ジェスチャーでも意外と伝わる。

あと、リビングでひとりで爆笑しながらドラマを見ている身長190センチくらいある大男がいたので、隣に座って一緒に見た。ドラマでは主人公の男が学生相手に演説をしていたので適当に彼は先生なの?と聞いたらまた爆笑して違うよ、彼はアル中のキチガイだよ、と教えてくれた。「alcoholism」と「crazy」が聴き取れたので多分そんな感じ。その後登場人物を解説してくれたんだけど、大体の人物にcrazyと言っていたのでそういうドタバタものらしい。親切。

 

◯13日目

最終日。夕方に車を帰すまで最後のドライブ。

街中にあるカンタベリー博物館へ。

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ラジオ局の歴史についての展示が面白かった。キャッチコピーが最高。

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あとはアウトレットで服を買うなど。宿代をだいぶケチったのでお金が余ってた。無事にレンタカーを返し、空港から帰路に着く。

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翌朝無事に家に着いた。入社式の前日、もし旅先で何かあれば入社できない、というギリギリまで南半球で遊び呆けてた自分を褒めたい。

3月31日は大学の学務課へ行き、卒業証書を受け取ってきた。この旅行の為に卒業式に出なかったので。この先歳を重ねて、流れる時間の体感速度が増していくであろうことを考えると、いま人生の前半が終わったくらいの地点にいるな、とかなりナーバスになった気がする。

 

 

疲れたので簡単にまとめ

ニュージーランドの気候は最高、日本の冬が嫌になったら南半球へ逃避するべき

 ・人が優しい、みんな親切

バックパッカーホテルは他人のいびきや体臭とかが気にならなければ全然泊まれる、完全にひとりになる時間が欲しい人にはおすすめ出来ない

・自然を見ることをテーマにした旅行は、レンタカーを借りて周るのが一番効率が良い

・イギリスの植民地時代がある国は大抵が左通行の右ハンドル車なので、国際免許証があれば運転できる

ニュージーランドは信号が少ない。ラウンドアバウトになってる交差点がある

・ガソリンがめちゃめちゃ高い。日本円でリッターあたり約200円。

・煙草もめちゃ高い。

・アジア人はたくさん観光しているはずなのに、なぜか日本人だと認識される。

・携帯用充電バッテリーは長い旅行では必需品

wi-fiルーターも空港でレンタルするべき

iPhoneのカメラの画質は凄い

・旅先の博物館へ行くと海外から見た日本文化が知れて楽しい

以上、次は東南アジアへ行ってみたい。

 

ニュージーランド旅行記①

もう1年も前になるけれど、大学の卒業旅行として友人とニュージーランドへ行った。日程は2016年の3月17日〜30日の14日間。現地でレンタカーを借り、移動日を除く10日で約1,800キロ運転し、南島をほぼ一周する割と壮大な旅。初の海外旅行にしてはやり過ぎだと思う。本当に楽しかった。今のところ人生のハイライトといったらまずこの旅行が浮かぶ。写真を見返して思い出すとひとりで笑ってしまう。いくつかトラブルもあったけど、そんなの問題にならないくらい幸せな旅行だった。

この文章は現地のバックパッカーホテルや車中泊をしているときに、wi-fiが使えない時間にiPhoneのメモに書き留めていた記録を転記しつつ、メモがない日は記憶を思い出しながら書いた。

 

 

◯  1日目〜2日目

出発は成田から。搭乗までかなりバタバタして便に乗り損ねる寸前だったが割愛する。東京駅で旅先で読むはずだった文庫本を失くした。夜20:25日本発。

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オーストラリアで乗り換え。東側のゴールドコースト空港。ということは僕の初海外はオーストラリアということになる。2時間しかなかったので空港をうろついてサンドイッチを食べて終わった。 ちなみにここまで「Hallo」と「Can I use VISA?」しか英語を発していない。この後ニュージーランドの首都オークランドでも乗り換え。ここでニュージーランドへの入国審査を受けた。

 

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クライストチャーチに到着。現地時刻17:25

乗り換えの時間もあったせいでかなり時間がかかった。LCCなので仕方ない。興奮と景色に癒されたせいか全く疲れはない。快晴のクライストチャーチはカラッとした空気で、南半球来たなあと感じる。この時の自分は最高にテンションが高い。

 

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予定としては、 ニュージーランドの南島をレンタカーで10日間かけて時計回りに一周し、その道中で観光地を片っ端から制覇する、という感じ。基本的に街は海沿いに点在しているので、ぐるりと一周して島全体を観光し、最後にこの街へ帰ってこれる。よってスタートとゴールはクライストチャーチ空港。 

空港を少し散策し、路線バスに乗って街に出る。この時点で夕方だったので、とりあえず宿にチェックインする。バックパッカーホテルがあるのは郊外だったが、中心地まで歩いて20分くらいで行けると知り、後で夕飯を買いに街へ。

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街を歩くだけでめちゃめちゃ楽しい。当たり前だけど日本と全然違う。街に古い石造りの建物が沢山残っている。イギリスの植民地だっただけあって英国式らしいが詳しい事はわからない。車は基本日本車ばかり。街の東側に大きな山が見える。地図で見るとアカロアという名前の島があるとわかった。江ノ島みたいに地続きで渡れるようになってる。

 

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スーパーマーケットがでかい。コストコかよ。翌日以降数日は小さな街しか通らない予定ので、日持ちのするビスケットや飲料水、スナック菓子を買い込む。相方は貧乏根性を発揮して凄い量の安いパンを買った。でも今日はちゃんとしたキッチンがあるので肉を食うぞ、と2人してラムチョップを買って宿で食べた。肉がびっくりするほど安い。

 ホテルの部屋はゴキブリが出たのと二段ベッドの下のアラブ人?のいびきが酷い以外は快適だった。どこでも寝られる人間でつくづく良かった。

 

 ◯3日目

翌日も快晴。キウイの入ったヨーグルトを食べた。バックパッカーホテルにはアメニティーなど何も無いので、髭剃りが使えないことに気づく。まあ男2人旅行だし当然気にしない。後日シャンプーだけ買った。

 

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1時間近く歩いて店に行き、車をレンタルする。日産だった。あらかじめ国際免許証を取得しておいた。お金を払うだけでちょっと自慢できる資格を手に入れた。自慢できないか。契約はまだ英語ができる方の相棒がする。交渉やホテル予約などは相方、運転は僕の担当。これからこの島の南の端まで運転し、8日後に無事この店に車を返せばミッションコンプリートだ。なんだか映画「バニシング・ポイント」の主人公になった気分だった。出発時のメーターを撮っておけばよかった。本格的に旅程がスタート。

 

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運転が楽しい。ニュージーランドには高速道路的なものは無く、国道1号線が南島の外周に沿って走っているため、基本的にそれをなぞる形になる。時速100キロで18時間運転すれば1日かからず1,800キロ到達するな、と頭の悪い会話をしながら快調に東海岸を南下する。

街から30分も走ると既にのどかな田舎の風景で、もう30分も走ると牧場の羊の群れが見えてくる。助手席の相棒は結構良いデジカメを持っていて、ひっきりなしにシャッターを切った。

僕は長いドライブ用にFMトランスミッターを用意してきたので、ウォークマンから爆音でスーパーカーの「スリーアウトチェンジ」を流した。小さなひとつ夢が叶った。

 

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 この日は移動日と割り切って350キロほど運転した。途中一箇所だけ、ウミガメが産卵に訪れることで有名な海岸に立ち寄った。残念ながらカメはおらず、アシカ(オットセイ?)が寝ていた。ベンチに座っていたおじいさんがこの辺の海岸は昔はもっと天然の自然があってな…みたいなことを解説してくれたが英語なのでわからない。相棒はヒアリングがある程度出来るのでいろいろ質問して会話になってた。単純に景色を楽しんだ。

 

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オアマルという街に到着。この日もバックパッカーホテルに泊まる。もちろん料金はとても安いんだけど、このホテルはなかなかに良い所だった。絵や楽器が沢山飾られており、談話室には遊び道具が沢山ある。チーズをアテにビールで乾杯する。このチーズはニュージーランドのどこに行っても売ってた。管理人っぽい人も若く、学生のバイトなのかな?と思った。味の種類も豊富。8人くらい同室がいたが、白人の女の子2人が普通にTシャツを着替え始めたときは必死で寝たふりをしてた。

 

◯4日目

朝、早朝に目が覚めたので周辺を30分くらい散歩して煙草を吸った。真四角のブロックごとに整然と平屋か2階建ての家が建ち並んでいて、高い建物はひとつもない。美しいなと思った。

 

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オアマルは港町だ。まあ旅で通る都市のほとんどが港町なんだけれど。古い街並みがきれい。

 

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路上の一角にステージがあり、おじさんたちがカントリー感のある曲を演奏してた。レコードショップもあった。音楽の街なんだろうか。屋台で売ってたランチプレートを食べた。

 

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スチームパンクミュージアム。ジョージ・ミラーのマッドマックスの世界観だ!とめちゃめちゃテンションが上がったが、実際は別の映画監督への記念で作られたらしい。無数の電球がある部屋(多分合わせ鏡で沢山あるように見せてる)の入り方が分からなくて困ってたら、近くの恰幅の良いお兄さんが親切に教えてくれた。優しい。

 

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モエラキ・ボルダーに来た。世界でも珍しい、巨大でほぼ完璧に丸い石が幾つもある海岸。とても自然に出来たとは思えない。有名な景勝地であり、観光客で結構賑わってた。足まで海に入って石に登った。水着の白人美女はいなかった。

 

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牛や羊を横目にさらに南下。ダニーデンという街へ着き、一泊する。この日あたりからのホテルは日本を発つ前に予約していなかったので、日が暮れる前にスーパーマーケットや図書館など、free wi-fiの使える施設でパッと予約して泊まる、という割と行き当たりばったりな作戦。この日は何とかホテル泊だった。

 

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 古い街並みが綺麗な街。教会に入ってみたりした。

 

◯5日目 

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 キャドバリーチョコレート、という有名なチョコレート工場を見学ツアーに参加した。「チャーリーとチョコレート工場」感がすごい。紫色のつなぎを着たお姉さんに連れられ、1時間くらいで巨大な工場を隈なくまわる。中盤にちょっとしたアトラクション要素があって、でかいドラム缶の前で「ギブミーチョコレート!」とみんなで叫ばされると、ドラム缶がウィーン…と傾いて下のドラム缶にドボドボと注がれる。その後お姉さんが「この工程はチョコの製造的には特に意味はありません」と解説して参加者みんなで笑った。

 

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移動を続ける。途中小さな街をいくつか通りすがったが、だいたい街の中心の広場に象徴的なオブジェが設置されてて面白い。

 

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 ハイネケンを愛しているのでたくさん買ってしまった。栓抜きが無かったため、コンクリートで蓋を削ぎ落として飲んでた。

 

◯6日目

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テ・アナウという街に着く。前日の陽が暮れた時間に着いたので最初はどんな街かわからなかった。ホリデイパークで車中泊し、朝散歩したら湖畔の小さな街だとわかった。水の透明度が凄い。ここから3日ほどはこの街を拠点として、周囲の観光地を巡る。

キッチンは使えたので、例によって肉を焼く。

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「テ・アナウのツチボタル洞窟探検ツアー」に参加する。船に乗って湖を渡ると洞窟があり、なんか楽しいらしい。RealJourneyというツアー会社?のツアーだったが、このRealJourney社には後日またお世話になる。とりあえずここのツアーに参加しておけば間違いない。

残念ながら洞窟内は撮影禁止だったので写真はないが、かなりインディージョーンズ感を味わえてよかった。洞窟内は相当に狭く、デブはとても通れないな、という箇所まであった。洞窟内の水流をボートで進む場所は天井でちらちら光るツチボタルの(確かに幻想的だった気がするけどいまいち覚えてない)光しか照らすものがない真っ暗な状況で、ガイドに声を出さずに頭を低く、と言われて息を詰めて進んだ。

洞窟の入り口でスタッフに写真を撮ってもらえて、帰りの船の中で販売してる。

 

あとは明日観光する予定のミルフォード・サウンドの映画をみた。映画館で映画が見たい、と相方を引っ張っていき、街にひとつ(しかも1シアター)しかない映画館へ行く。人はいなくて貸切だった。フィヨルド地形って地理で習ったなあとか言いつつ、ヘリで上空から撮ったこの地方の美しい映像を見る。

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あとはワイルドライフ・センターで野鳥を眺めた。キウイいんじゃん!ってひとしきり騒いだ後に違う鳥だったと判明するなど。

 

◯7日目

この日は登山。ルートバーン・トラック。一度テ・アナウを離れ、午前中に氷河を望める山に登った後、車で移動し、いよいよ待望のミルフォード・サウンドを明日見るため、基地となるその近くのコテージに泊まる予定。

 

今更だが我々の装備を説明すると、Tシャツに短パンにスニーカー、という超絶ラフな格好である。上着といえばパーカー1着とジージャンしかない。絶対に山に登る格好ではないのだが、事前に行くと決めた箇所は全部制覇してやるぞ、ニュージーランドのこんな山奥に来る機会は一生にそうないんだ、後悔はしないぞ、と気合で1,000メートルくらい登る。道ゆく登山客たちとハーイ!とかハロー?とか適当に挨拶するのが楽しい。

 

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頂上で3日くらい前に買ったキャドバリーのチョコを食べ、こっそり最後の煙草を吸った。めちゃめちゃ美味しい。

山を降りた頃から強めの雨が降り始める。この旅行で初めて、そして幸運なことに唯一の雨だった。

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200キロほど山道を進み、宿に着く。宿泊客は全員ミルフォード・サウンドを目指す人々。相部屋の中国人のおじさんと少し話した。世界中を旅しているらしい。お金持ってそうだった。富裕層ってやつかな。

雨のために外を散歩することが出来ず、wi-fiも有料で高かったので使わず、暇になってしまった。相棒からボロボロの文庫本をかりて読んだ。「ベロニカは死ぬことにした」だった。旅には不釣り合いな本だけれど、面白かった。

 

長くなったのでいったん区切る。

 

 

 

好きな質感のPV

90年代後半から00年代初頭にかけてに多い、チープで今観るとおかしみのある、でも何だかワクワクするあの感じ。独特な雰囲気があってたまらなく好きだ。ネットも普及してなかった当時、深夜のテレビ番組でひっそりと放送され、好きな人だけが話題にしてたんだろなって想像しながら観てる。 

 

 

SUPERCAR/Sunday People


スーパーカー - Sunday People

 

◯ sports/Love is


sports - Love Is

 

 

◯ ホフディラン/極楽はどこだ


極楽はどこだ / ホフディラン

 

真空メロウ/心ナイフ


真空メロウ「心ナイフ」PV(2003年)

 

◯ the pilows/白い夏と緑の自転車 赤い髪と黒いギター


白い夏と緑の自転車赤い髪と黒いギター/the pillows

座席の選択

   煙草吸いたい〜と喫茶店に入り、入り口から座席に着くまで10歩くらいの間にサッと座席を見渡す。喫煙席には2人掛けの席が横並びで5つあり、左端、真ん中、右端と埋まっている。必然的に2組の間に座るしかない。左端のJK2人組はかなり喧しくしている。真ん中はソロのリーマンなので無害。右はおばさんソロ。JKも悪くないけど五月蝿いのはちょっと、と右から2番目に着地し、注文する。本読もう、と開いたところで隣のおばさんの向かいにギャーお待たせ〜と最悪のボリュームでもうひとりのおばさんが到着し、旦那の悪口大会が始まる。同時にJKたちが席を立ち、端から大音量のおばさんトークを浴びながら5つある席の片側にリーマン2人が寄っているという不思議な構図が出来上がる。当然読書どころではない。

 

   と、こういう感じを2,3回連続して経験してから座席選びの選択力について考えてた。結局は運なんだけど。この喫茶店は立地的に最高なので店は変えたくない。なんとかならないものか。入り口からの10歩で瞬時に場を読み、最善の選択を導き出す能力。難しい

私を構成する9冊

 

1.「ブラザーサン・シスタームーン」恩田陸

ブラザー・サン シスター・ムーン

 

2.「ノルウェイの森村上春樹

ノルウェイの森 下 (講談社文庫)

 

3.「ハーモニー」伊藤計劃

ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)

 

 

4.「夜は短し歩けよ乙女森見登美彦

夜は短し歩けよ乙女

 

5.「青が散る宮本輝

青が散る (文春文庫 (348‐2))

 

6.「スカイ・クロラ森博嗣

スカイ・クロラ (中公文庫)

 

7.「GO」金城一紀

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8.「ダヴィンチ・コードダン・ブラウン

ダ・ヴィンチ・コード〈上〉

 

9.「アルケミストパウロ・コエーリョ

アルケミスト 夢を旅した少年 (角川文庫)

 

    全冊それぞれに文章を書きたいんだけれど、ここには絶対書ききれないので時間を見つけて随時書きたい。恩田陸は「球形の季節」「六番目の小夜子」あたりの初期の青春モノ3部作と迷った。「蛇行する川のほとり」も捨てがたい。でも自分を「構成する」といったら高校時代に読んで、あらゆる小説の中で一番読み返してるこれかな、と選んだ。その意味で、どうしても中学、高校時代に読んだ青春モノが多くなる。ダンブラウンなら「天使と悪魔」の方が話としては好きかもしれないけど、最初に読んで面白さに衝撃を受けたのはやはりこれ。映画も良かったし。世界史が好きになるきっかけになったしこの本の影響で中世ヨーロッパ史について調べまくった。「青が散る」は読後一番胸にぐっときた小説だ。これについては大学生になる前に読んでしまったのはある意味間違いだったかも。その他の本も何度も読見返したものばかりだ。捻くれず、カッコつけずに選んだ結果の9冊。

   僕が一番本を読んだのは中学生の頃だと思うけれど、そのきっかけになったのは浅田次郎の「王妃の館」だと思う。底抜けに面白くてあんなにゲラゲラ笑いながら読んだ本はあれが唯一だと思う。今読んでも小説ってこんなエンターテイメントできるのか、と感動する。所詮お金のない中学生なのでハードカバーなどもちろん買えず、(でも「ブラザーサン〜」は発売日に買った)親の本棚にある本を片っ端から読むことしかできなかった。この頃村上春樹も一通り読んだがいまいち分からず、後に「1Q84」が出た時ハマり、改めて全部読むことになった。叔父が置いていった「坂の上の雲」と「竜馬が行く」の影響もかなり大きく、大学の専攻は近現代史ゼミを選んた。あとは地元の図書館へ通った。9冊に挙げた青春小説はここで借りて読んだものが殆どだ。学校の図書館はあまり利用できなかった。バスケット部に所属していたのだけれど、本を読んでいると部活の友達に馬鹿にされる、という思い込みがあったので。その後高校は忙し過ぎて全く本から離れてしまい、暇な学生になってから少しずつ読みだして今に至る。

   他に候補に入った本として、児童書という括りにされているけど「モモ」とか「ゲド戦記」とか「ナルニア国物語」とか、小学生の頃読んだファンタジーものがいくつかあった。大人になってから読む新書やらハウツー本やら自己啓発本の類いなんて物はどれだけ読んだところで、純粋だった子供の頃読んだ1冊のファンタジーにも敵わないと思う。あの頃の読書が一番楽しかったかもしれない。いまこの文章を売っていても、あの頃の1冊読むごとに自分の世界が広がっていく興奮が思い出される。そのうち「指輪物語」でも読み直してみようかなと思う。

 

最近考えていること

 

・様々なアイデアは浮かぶのに、それを上手く言語化して人に伝える、もしくは文章に残したり、形として残る作品をつくる、という作業に結びつかない。「時間がない」「お金がない」そんな言い訳を並べてずっと前に進めない。もやもやとした感情を抱えつつ、けれど何かをやろうと企んで構想を練っている、といる現状、そのぬるま湯になんとなく満足してしまっており、なかなかそれ以上前に進めない。そんな状況に慣れてしまっている。

・何かきっかけがあれば、しかしその「何か」とはなんだ?一生訪れないかもしれないし、今がその時なのかもしれない。大きな計画を前にしてワクワクする気分、そんなもの長らく忘れてしまっている。何か新しい場所に飛び込み、新しい物事を始めるときに付きものの不安と期待が入り混じって胸が弾けそうなあの感じ、もう一度感じてみたいと頭のどこかには感じている。それに気付きつつ、なんとなく続く毎日に生かされて、30を過ぎる頃にはそれも消えて行くのかな、と諦めに似た寂しい感情も抱いて暮らしている。

・23歳、新卒で就職し、公務員としての仕事も順調、趣味としてのバンドもコンスタントに活動して作品も作った、人生満足してるかしてないかといえば割と満足だ。しかしこんなものでいいのか、もっと劇的に人生を変えるような、もしくは残りの人生すべてをかけても惜しくないような何かを見つけ、それに全てを捧げるような生き方をして観たくないか?
それを探してる途中、という言い訳を重ねて行くうちに守るものも増えて臆病になり、ついにはこの感情も消えてしまうのかもしれない、大人になるとはそういうこと、なんて使い古した言い回しは使いたくないが、それが一番幸せに近づく方法なんだろうなとめ気付いてしまってる自分が嫌だ。10年先に思い返して、今この時期が人生の分岐点だったねなんて思い返し後悔してももう遅い。

 

23歳の夏の午後は近い

好きなライブ告知用ポスター、フライヤー

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こういうのはtumblerでやれよ、と思う。気に入ったものを見つけ次第随時更新