状況が裂いた部屋

音楽と映画と日常について

「働きたくなさ」の研究

 働きたくない。日曜の夜がとても憂鬱だ。

 これでもマシになったもので、一番精神的に追い込まれていた6月上旬は毎日が地獄だった。思い出したくもないし、嫌なことはすぐ忘れる都合のいい頭なので既にその時期の記憶は半分ない。ひどく遅い時間まで残業し、ボロボロになって帰宅してすぐベッドに倒れて眠った気がししないまま朝出勤する。最悪の精神状態だけど疲れきっているために気分転換をする気も起きず、ストレスを溜め込んだまま仕事へ向かい、効率が落ちてるためまた残業する。常に仕事をしてる為に頭も仕事の事で一杯で、その他を考える時間も余裕もない。無意識のうちに溜め息とか呻き声とか出るので家族からも嫌がられ家にも居場所が無くなる…酷い負のサイクルの中でひたすら楽になりたい、いっそ死にたい、とかブツブツ呟きながらひたすら仕事をしていた。
 
  あの地獄の時期は何とか抜けたが、今でも仕事に対してのモチベーションは上がらない。デスクに着けばなんだかんだ言ってちゃんと働いてるけど。どうしてこうも働きたくないのか。原因を知っておけば対処のしようもあるのでは?と思いこのテーマについて考える。
 

1.要因が他人にある場合

 これはどうしようもないと思う。自分自身の問題であればいくらでも改善してうまいこと仕事も回るようにできるが、外からの問題はどうにもできない。

 例えば、僕は朝出社するとまず、その日中にやるべきタスクをメモに書き出してから仕事を始めるようにする。やることが分かっていれば時間配分も考えられるし、何もなければ定時に帰れることもある。それが理想だし普通はこうなるはずだ。

 しかし現実はそうはいかず、めちゃめちゃに残業するのだった。残らない日なんて週に1日、「ノー残業デー」と銘打ってあるので残業代がつけられないし、残ってはいけない風潮があるため7時くらいには帰らされる日だけだ。帰れてんじゃん、と思われるが次の木曜日その分業務が上積みされるだけだし、終わらない仕事をデスクに積んだまま帰るのはひどく辛いし重い気分で退勤し次の日も最悪の気分で始まるのだった。

 なぜ朝作る予定表通りに仕事ができないのか。それはひっきりなしに寄せられる照会のせいなのだった。一応自分が今いる部署は本社的な立ち位置なので、地域、つまり出張所的なところから常に問い合わせがくる。基本電話なのでその場で一言で解決できることもあれば、調べる必要があるために法律書を読み要綱を読み、回答を作ってから丁寧に答えないといけないこともある。メールでの問い合わせは大抵が長文で来るし、要領の得ないひどい文章の場合もある。出張から帰り、一仕事終えた気になってメールチェックをすると、そんな無慈悲な長文が何通も着信しているのだった。そんな面倒な仕事も業務のうちなので、ため息をついて回答するのだが、もちろんその間自分の仕事は進まない。一日に3時間この照会に煩わされるとすると、その分できなかった自分の仕事の3時間は残業することになるのだ。予定に照会対応の時間も入れろよ、って話だがいつ来るともわからない照会のために時間を作るのもあれあので、まあそれでも予定表は4時ぐらいに自分の仕事を終わらせられるよう組むべきなんだろうとは思う。うちの課でこういった照会対応ができるのが自分の係りの4人だけ(他の人はみんな「技術屋」と呼ばれる技術職)、しかも大抵誰かは出張しているのでデスクにいる人間が答える、という余裕がない体制はどうかと思うが、改善の提案なんて一番下っ端の自分ができるわけもない。長い物には巻かれる、がモットーである僕はさっさと部署を異動して照会をして本庁の人間を困らせてやる立場になる日を夢見て、あと2年耐えなければならないのだった。

 

 2.自分自身の問題

 でもなんだかんだこれに尽きるのだと思う。僕は圧倒的に仕事が遅い。ひとつの作業も何度も見直さないと気が済まない。丁寧にやってる、と言えば聞こえはいいが普通にミスはしてるので単に仕事が出来ないだけだ。まあ1年目なんてそんなもんだよ、俺なんて新人の頃は〜と優しい先輩たちはフォローしてくれるが、なんかミスの次元が違う気がしてならない。一応守秘義務とかあるしなにより説明が面倒なので業務の細かい内容は書かないけど、呆れられる前に人並みになりたいな、と思う。1年目、という免罪符はもうすぐ使えなくなる筈だし。チェックシートを作ったりミスを書き出して改善点考えたり、まあ当然といえば当然の事を地道にやって人並みを目指すしかないのだ。とても暗いな。