状況が裂いた部屋

旅行と読書と生活

ベトナム旅行記①

 

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 GWを利用してベトナムへ旅行に行った。日程は2018年5月3日〜7日。とは言っても3日の深夜に羽田を発ち、7日の早朝に成田へ帰ってきたので現地で過ごしたのは実質3日間。5月4日から6日の3日間の記録。

 


◯1日目

1:25羽田発。機内は8割くらい席が埋まっていた。座席のモニターで映画が観れたので旧作の方のブレードランナーを見た。少し前に「2049」を見たせいもありもう一度旧作を見たかったので良かった。何度見ても面白い。結局冒頭の屋台のシーンでデッカードが「4つくれ」と注文してる食べ物はなんなんだろう。

 

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現地時刻5時過ぎにタンソンニャット空港に到着。ベトナム南部にある都市ホーチミンの空港。時差で2時間巻き戻っている。一度ターミナルから出ると、朝なのにもう暑い。30℃近くあった。日本の夏より湿気が多く、体にまとわりつく蒸し暑さ。大体昨年行ったタイと同じ空気。

空港を散策してベトナム航空の国内便に乗り換え、中部の都市ダナンへ。ベトナム航空の乗務員さんの制服は機体と同じ青色のアオザイだった。最高。1時間半ほどかけてダナン空港へ到着。快晴であった。

 

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今回はこのダナンという街が拠点。ベトナムには世界遺産が8つあり、そのうち「フエの建造物群」「ミーソン聖域」「古都ホイアン」の3つはダナンから日帰りで行ける距離にある。南北統一鉄道に乗りフエに行く案、ミーソン遺跡と五行山を見て回る案などを考えたけれど、直前で面倒くさくなり結局「食い倒れの旅でよくない?」という安易な考えにより観光地はホイアンしか行かなかった。日程的にこれで正解だった気がする。フエ行きたかったけど。

 

空港で少しだけベトナム通貨のドンに両替し、タクシーで市街地へ。運転手のおじさんは少し英語が出来たけれど、こちらが全然話せないため会話にならない。なんとか目的地を伝えて走り出したものの、ひっきりなしに早口のベトナム語でなんか言ってくる。全然わかんないよ〜と困っていたらおじさんが携帯を取り出し、なにやらアプリを立ち上げる。そしてこちらに渡すので見ると「ベトナムに来たは初めてですか?」と日本語が表示されている。非常にありがたい。通訳アプリを使って色々と会話した。親切なおじさんはあの建物は博物館、あの船みたいな建物は実は船じゃなくてレストランだ、などと通り過ぎる風景を解説してくれた。80キロ以上出して飛ばしながら携帯を使うのでハラハラしつつ楽しくお喋りした。

 

市街地に着き、とりあえず街をうろつく。バイクが多い。でかい交差点ではおびただしい数のバイクが行き交っていて活気がすごい。しばらく街を歩き、目に付いた食堂に入ってフォーを食べた。びっくりするくらい美味しい。

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フォーにも何種類かあり、「フォー・ガー」は鶏肉が、「フォー・ボー」は牛肉が載っている。麺が入った器とは別に野菜がどっさり乗った皿が一緒に出される。この野菜を麺の皿に移し、ライムを絞ったり辛味を入れたりして好みの味にして食べる。

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旅行を通じて4食くらいフォーを食べたが、最初に入った店が一番美味しかった。店ごとに麺の太さや味付けに差があって面白い。

 

近くにあった「ハン市場」へ入ってみた。

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雑多な感じが東南アジア感あって良い。かなり広く、2階建てのフロア前面におびただしい品物が置いてある。1階が食べ物、2階が金物や衣類、おみやげものなど。旅先のテンションでサングラスを買おうとしたら明らかにぼったくりな額をふっかけられたので買わず。気軽に「How much?」と聞くとこいつ相場を知らないな、と足元を見られる。店の人たちもしたたかである。

 

街を歩くとベトナムにはサラリーマンはいないのか?と思えるほど個人商店が多く、コーヒーショップ、食堂、バイク修理屋、コンビニなど小さな間口の店がぎっしりと並んでいる。観光客と一目でわかる我々のような人間が近づくと景気良く声をかけてくる。しかし、遠目から観察していると店の前の椅子に座り携帯を見ながら煙草を吸ったり、コーヒー屋では店主と思われる人が客とボードゲームに興じたりしている。後で調べたら「像将(シャンチー)」というゲームらしい。気ままにのんびり生活している感じが羨ましい。商売っ気があるのか無いのかよくわからない。


この後も街を歩き、日本語ができるスタッフがいる、という旅行案内所を探したが見当たらない。近くの警備員さんや目に付いたホテルのロビーの人に尋ねるが、みんな全然バラバラな建物を教えてくれる。結局あきらめ、コーヒーショップに入って休んでからホテルに向かう。

 

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ホテルに着き、ドアノブを掴んだ瞬間破壊したが気にしない。窓からわずかに東シナ海が見える。

 

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スターウォーズのエピソードⅠをやっていたので当然観る。幼少アナキン可愛い。このレースの実況役の二つ頭のキャラ好き。

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コンセントは変換器がなくても使える。スーパーで適当に買った謎のデザートが美味しかった。上は甘いヨーグルト、下はあずきかと思ったら黒米らしい。路上でもたまに売っていた。

 

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夕暮れのビーチを散歩した。この時間でも観光客が溢れている。なかなかに美しかった。

 

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夜のダナン。活気がすごい。ネオンがいちいち派手で見ていて飽きない。

ハン川のナイトクルーズ船に乗るつもりだったけれど、乗り場が分からず結局断念。アイスクリームを食べながら川辺をうろついて涼んだ。セグウェイに乗って遊ぶ若者、ラジカセから音楽を流して踊るグループ、写真に夢中なカップルなどみんな思い思いに遊んでいていい雰囲気だった。

ホテルに戻り、翌日乗るホイアン行きのバスを調べてぐっすり寝た。