状況が裂いた部屋

旅行と読書と生活

ベトナム旅行記②

 

◯2日目

朝はのんびり起き、近くの店でまたフォーを食べる。さっぱりした味なのでさらっと食べられるし、何回食べても飽きない。一応こっちの主食なんだから飽きるわけないか。昨日より暑い気がするのでTシャツとタイで買ったステテコみたいなパンツという格好で出かける。

 

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でかいスーパーマーケットに入ってみた。日本とそう変わらない。インスタントフォーの売り場が20メートルくらいあった。フルーツと野菜の種類が豊富。サッポロビールが強い。

 

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日本製品は日本語標記のまま普通に売られていたりする。ちぐはぐな感じが絶妙な雰囲気を醸し出している。ボトルのラベル、Vaporwaveを感じる...。

 

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コン市場で香辛料やら果物を物色し、アボカドジュースを飲んでみる。その場で氷とミキサーにかけ、煉乳を混ぜたものが出てきた。美味しいけど濃厚すぎて飽きた。親切なおばさんにお金を細かく両替してもらう。

 

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バスでホイアンへ。砂埃にまみれた黄色いバスが目印。運賃は2万ドンと聞いていたので用意して身構えていると、バスが郊外に出た頃車掌のおばさんが3万ドンだ、と伝えてくる。2万ドンって地球の歩き方に書いてあったぞ!2万でしょ⁉︎と日本語で言ってみるが当然伝わらず、早く払えという感じなので渋々3万払う。見回すと、周りの人も3万払っており値上がりしたのか、と納得しておくことにした、が、帰りは何故か2万ドンで乗れた。なんだったんだ…

 

ちなみにベトナムの貨幣はインフレの進み過ぎで、単位がおかしくなってる。そしてめちゃめちゃ物価が安い。円への換算は「0を二つ取り、半分にする」が基本。つまり30,000ドン=約150円である。150円で30キロバスに乗って移動できるんだから大したものだ。1万ドンくらいのぼったくりなら許してしまう。

 

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バス停からタクシーに乗り、降りたらすぐ「日本橋」があった。世界遺産の一部である。ライトアップのタイミングには合わなかったが見れてよかった。通行するにはお金を取られるようだ。2万ドン札の絵にもなっている。あとベトナムの煙草は割と美味しい。

 

そしていよいよ旅行のメインである、夜のホイアンへ 

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ホイアンは美しい街だった。世界遺産の旧市街地を含め、街全体がお祭り騒ぎのような賑わいだった。毎日こんな熱気の中にいたら疲れちゃうよ、と心配になるくらい。人と光で溢れている。どこを歩いてもランタンの灯りでいっぱい。路上で謎の演劇をやっているのを見た。独特の雰囲気があってよかった。

 

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露店でマンゴーを買って食べたり、様々なビールを飲んだりした。333(「バーバーバー」)やサイゴンビールはさっぱりした薄い味。現地の料理に合うが日本のビールに慣れてると少し物足りない。ビア・ハノイは美味しかった。けど結局ハイネケン大好き人間なので後半はそればかり飲んでた。

 

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街を歩いていると、おみやげ物屋や宝くじ屋、観光船の斡旋屋からひっきりなしに声を掛けられる。写真は行商人のおばさんたちを撮ろうとしたら「買って!」と襲いかかってきた瞬間。笑える。

 

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夜中まで歩き回り、2泊目はホイアンのホテルに泊まった。街の中心部にあり、なかなかにいい宿だった。観光船に乗せてくれたり、無料のマッサージを受けられたりとサービスがすごい。マルクスは今年まで生きていたのか…

 

 

◯3日目

 

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翌朝は観光船に乗り1時間くらいのクルーズへ。ぬるいコーラを飲みながら川辺の風景を見るのは風情があって良い。リゾートの開発が進んでいた。

 

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バイン・ミーという現地のサンドイッチが美味しかった。具だくさんで食べ応えがある。フランスパンなのはやはりフランス植民地時代の影響なんだろうか。ベトナムコーヒーは練乳たっぷりでかなり甘い。有名なジャコウネココーヒーがあった。実際は猫ではなくイタチのフンらしい。またバスに揺られてダナンに戻り、おみやげを見るなど。店によっては普通に日本語が話せる店員さんがいる。やはり日本からの観光客は多いらしい。洋風なメニューのあるご飯屋では、真っ赤に日焼けした欧米人たちが嬉しそうにでかいピザを頬張っている。お前らどこの国に来ても絶対ピザ食べるんだな...

 

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またスーパーに入って商品を眺めていると、隣にあった飲食店が気になった。 遠目から見ると回転すし屋に見えるんだけれど、覗くと流れているのは肉や野菜などの具材である。食べている人をみると、テーブルにある穴に鍋を置き、具材を茹でて食べている。すき焼きというか、しゃぶしゃぶみたいな食べ方だった。面白い。セルフすき焼き屋。映画「ロスト・イン・トランスレーション」ですき焼き屋に入った2人が最悪だったね、自分で料理する店なんて、みたいな会話をするシーンがあったが、やっぱりアメリカ人からしたらこういう鍋をするという概念はないんだろうか。

あとアオザイは最高。

 

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健全なマッサージを受けた。大喜びスパってなんだろう。腰と背中の60分コース。ツボをガンガン刺激されて泣き叫びながら赦しを請う感じのハードなやつを期待してたんだけど普通に気持ちよかった。

 

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 時々ホー・チ・ミンの写真が飾られているのを目にする。やはり建国の父はいつまでも尊敬されているらしい。ベトナム国内でも一部では評価が分かれている、とも聞いたけど。台湾でいう孫文、インドのガンディー的な立ち位置なんだろう多分。

あとたまに見かけたパチモン商品が面白かった。NIKEのパクリで「NIKA」と書かれた靴下や、auとそっくりな携帯ショップのロゴをよく見ると「α」だったり。

 

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 ダナン空港からハノイを経由し、日本へ帰国。ダナンを出発する直前にひどい雷雨の影響で飛行機が少しだけ遅れてヒヤッとした。観光中はずっと快晴だったのはラッキーであった。やはり食べ物が美味しい国は行くだけで楽しい。途中で乗ったバイタクシーでぼったくられたのも含めていい思い出。ホイアンの夜は本当に素晴らしかった。異国情緒を十分味わえて良い旅行になった。