状況が裂いた部屋

旅行と読書と生活

飛島旅行記②

 

○ 2日目

f:id:ngcmw93:20221001152719j:image6時に起床、カーテンを開けて即朝日を浴びる。おそらくこの島のほぼ全ての宿から海が見えると思う。

 

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f:id:ngcmw93:20221001152940j:image朝の散歩に出かける。猫がたくさんいるゾーンがあった。目についたやつだけで6匹くらいいた。とびきり人懐こいやつがいて、撫でようとしゃがんだら膝に飛び乗ってきた。しばらく撫でたが、全然離れようとしないので膝から降ろしたら腕を思い切り引っ掻かれた。

 

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f:id:ngcmw93:20221001153401j:image舘岩という岩山に登る。高さは40メートル。フェリーが到着する勝浦港が一望できる。台風が近づいているとは思えない良い天気だった。舘岩の北側には天然の入り江があった。この向こうに「賽の河原」とかいう名所があるらしいので、朝食後に向かうことにする。

 

f:id:ngcmw93:20221001154116j:image猫がいるゾーンの近くに飛島火力発電所があった。東北電力の施設。昨日キャッチボールをしたあたりにアパートが1,2件あったが、インフラ保守とかで本土から単身赴任で仕事に来ている人が少数いるのだろうか。あと、島内には9つもダムがあるらしい。飲料水の供給だったり、農業用水の貯水ようだったりするのだろう。

 

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f:id:ngcmw93:20221001155004j:image賽の河原を目指し、海辺を歩く。奇岩がたくさんある。何故か自転車を抱えて岩山から降りてきたおじさんがいて、挨拶すると「歩き、正解」と息も絶え絶えに言って面白かった。

f:id:ngcmw93:20221002090310j:imagef:id:ngcmw93:20221002090106j:image西側に浮かぶ無人島を眺めながら道を歩く。斜めに筋が入っている岩肌があった。柱状節理ってやつだろうか。途中でいい感じの棒を拾ったので旅の相棒とする。

 

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f:id:ngcmw93:20221002090641j:image港から30分くらい歩き、賽の河原に辿り着く。大きめの丸い石が積み上がっている。どんな意味があるかはよくわからない。近くにアマビエが掘られた白い石碑があった。最近作ったのだろう。

 

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f:id:ngcmw93:20221002090858j:imagef:id:ngcmw93:20221002090951j:image

島では自転車の無料貸し出しをやっており、鍵もかけずに置いてあって自由に借りられる。島の南西から北東まで一気に走って縦断した。自転車に乗るのは5年ぶりだった。めちゃくちゃ楽しい。漕ぐごとに加速して、風を全身に受ける。快晴の空の下で思い切りチャリを漕ぐのに夢中になるなんて、小学生に戻った気分だった。

法木という集落で海沿いの道は終わった。貝殻が落ちている白い砂浜を歩いてみる。東北にもこんな綺麗な砂浜があるんだな、と思う。

 

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f:id:ngcmw93:20221002091732j:imageあとは船に乗って帰るだけなので「とびしまマリンプラザ」に行って涼む。飛島カレーを食べて、ビールを飲んで締めた。離島でも生ビールは飲める。素晴らしいことだ。

 

f:id:ngcmw93:20221002092115j:imagef:id:ngcmw93:20221002092350j:imagef:id:ngcmw93:20221002092118j:image15:45の便で本土へ戻り、帰路についた。大満足の旅だった。特に目的もなく島に行き、散策したりキャッチボールしたりすることで得られる満足感がある。ずっと天気に恵まれたのも良かった。綺麗なボトルの芋焼酎を買って帰った。次はどの島に行こうか考えるのも楽しい。いつでも旅行の計画をしていたい。