状況が裂いた部屋

旅行と読書と生活

台湾旅行記①

f:id:ngcmw93:20240914124217j:image2024年9月6日〜9日の日程で、台湾を旅行した。海外旅行は2019年の香港以来、実に5年ぶり。とても良い旅行だった。いつものように旅の記録を書く。

 

○ 準備編

台湾は以前から行きたいと思っていた。日本から割と近く、食べ物は美味しいと聞くし、2日間あれば台北の主な観光地は大体巡れるようだった。自分の一番の目当ては故宮博物院だ。あそこには国共内戦に敗れて大陸を追われた中華民国政府が、台湾に逃げる際に運び込んだ中国史に残る美術品が揃っている。ぜひ見たい。しかしそれ以上の詳しい知識がなかったので調べると、その故宮博物院を代表する宝物が「白菜」らしいことがわかった。いや、よくわからなくなった。なぜ白菜なのか?その理由も知りたいと思った。

f:id:ngcmw93:20240917193733j:image事前に手に入れた「地球の歩き方 台北」を読んだ。古本屋で目に入ったやつを買ったら微妙に古い版だった。前の持ち主がたくさんの付箋を貼ったのがそのままになっており、すごく良かった。「蛋餅(ダンピン):卵入り薄皮クレープ」「トイレ:セブンイレブン借りれる」とか。何故か本の内容が頭に入らなかったので、お守りとして旅行に持って行ったら結局かなり役立った。通貨の単位とか、タクシーの相場とか。

旅程を組むと1日余裕があったため、同行者の提案で南の街である高雄も行くことに。

航空会社はタイガーエアを利用した。新潟─桃園(台北)で直行便が出ている。金曜の夕方に新潟を出て夜に台湾に着き、月曜の昼に台湾を出て夕方に新潟へ戻る。よって旅程は3泊4日になった。

 

<旅程>

1日目:(夜)台湾着、寧夏夜市

2日目:【台北】十分、九份、饒河街夜市

3日目:【高雄】澄清湖、旗津島、六合夜市

4日目:【台北故宮博物院、(昼)台湾発

 


○ 1日目

f:id:ngcmw93:20240914124549j:image9月6日の夜、桃園空港に降り立った。空から見た台北の夜景がとても綺麗で期待が高まる。思ってた以上に都会だ。3時間半ほどで着いたが、台湾の標準時刻は日本より1時間遅いので時差がある。iPhoneの表示は自動的に修正された。


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f:id:ngcmw93:20240914124648j:image桃園空港は近代的な建物だった。外観を見ていないのでデザインは撮れず。デジタルサイネージではキムタクが中華を食いまくるCMがめちゃくちゃ流れる。台湾でも人気らしい。ATMで2万円を台湾の通貨(台湾ドル)に両替した。f:id:ngcmw93:20240913223527j:imageおもしろ自販機。増田こうすけギャグマンガ日和感がある。

MRTの自動発券機で悠遊(ヨーヨー)カードを手に入れようとしたが買えず。この時1,000台湾ドル札しか持っていなかったため、100以下しか入らない自販機ではお釣りが出ないため買えなかったのだった。結局普通に切符を買って乗って台北駅へ出る。さらに1本乗り換えて地上へ。しかし、そこからバスに乗って宿へ向かう筈が時間になっても来ない。やがて本日は終了しましたと表示される。乗り場が違ったのだろうか…。結局Uberを使って宿へ。初めて使った。タクシーのおっちゃんにお礼を言って降りる。街中はそこそこ交通量が多く、都会感がある。バイクが大量に走っており、アジアを感じた。背が高い建物が密集しており、香港の雰囲気を思い出した。

チェックインは日本語が話せるおじさんがいてスムーズだった。ホテルの部屋は思ったより広く清潔だった。3泊もするのでありがたい。普通に泊まると総計4万くらいの筈だが、キャンペーンに当たったので14,000円になった。ラッキー過ぎる。荷物を置き、早速徒歩で夜の街へ。

寧夏夜市(ニンシャーイエシー)へ。現在工事中で規模が縮小されていたらしいが、なかなか活気があった。飲食の屋台が街の一角に立ち並び、お祭りみたいになっている。200元もあれば満腹になるくらい楽しめる。まず地瓜球を食べた。タロイモを揚げたものらしい。かなり美味い。胡椒味とかメープル味もあったがプレーンで食べた。エリンギのようなキノコが剥き出しで売られている屋台もあった。どうやら鉄板で焼いてくれるらしい。それは食べず、近くにあった「古早味豆花」に入った。豆漿豆花(豆乳のスイーツ)の有名店で前から狙っていた店。この時12時を過ぎていたのに普通に開いていた。注文の時店員に冷たい?温かい?と聞かれ冷たいやつ!と答えると氷入りでくれた。日本人と認識されると日本語で対応してくれて嬉しい。薄味だが美味い。豆腐とタピオカ入りの薄いシロップ氷といった感じ。同行者は小豆入りを食べており、そちらも控えめな甘さがちょうどよかった。全体的に薄味。「孤独のグルメ」でロケ地になったらしく、重松豊の写真があった。

宿に戻り、シャワーを浴びてベッドにダイブする。1時ころ就寝。