状況が裂いた部屋

旅行と読書と生活

台湾旅行記④

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○ 4日目

3泊したホテルをチェックアウト。快晴だった。朝から非常に暑い。セブンイレブンで飲み物を買い、徒歩圏内だったので迪化街(てきかがい)を通ってみた。

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f:id:ngcmw93:20240921224358j:image数ブロックにわたって雑貨屋やレコード屋などが並ぶ。オシャレな煉瓦造りの建物があった。若者にも人気のある商店街らしい。まだ早朝のためあまり店は空いていない。永楽市場という建物があったので侵入してみると全然店は開いてなかった。開店準備前だからか、階段に座って店員が朝飯を食べていた。

f:id:ngcmw93:20240921230740j:imageその永楽市場の向かいにある食堂でビーフンを食べた。めちゃくちゃ美味しい。あっさりした塩スープからは魚介系の旨みを感じる。確か店名は「旗魚米粉湯」だった。メニューにはカジキビーフンとある。あと日本語で「チャシュー揚げ」と書いてあるやつを頼んだらやはりチャーシューを揚げたものだった。当然美味い。

 

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Uberを使って故宮博物院へ。片側4車線のバイパス的な道路を走った。都市部からほど近い郊外、といった雰囲気の場所に、突如巨大な建造物が現れて興奮する。博物院の敷地はとても広がった。本館のほかに別館がいくつかある。地球の歩き方には「故宮博物院の宝物を全て見るには10年以上かかる」と書いてあり、それは盛ってるだろ、と思ったがマジらしい。展示せず保管しているものを含めると70万点あるらしい。10年かかるかも。正面入り口にちょうど人が居なかったので広場を独り占めした気分だ。チケットを買い入場する。無料の手荷物用ロッカーがあって便利。

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f:id:ngcmw93:20240923081325j:image展示は見応えがあった。1時間半しか時間がなくて全然見切れなかった。

またタクシーを呼んで台北駅へ。旅の終わりはいつも寂しい。

台湾の車事情について。バイクの数に圧倒されるが、自動車についてある点が気になってきた。高級車がやたら多く走っている。レクサスのSUVをやたら見かけるし、ベンツのゲレンデ、アウディのワゴンなども多い。日本の街中では軽自動車をたくさん見るが台湾ではワゴンやSUVが圧倒的に多い気がする。SUVのタクシーも時々見た。庶民はバイクに乗り、アッパーミドル以上はみんな高級車嗜好なのだろうか。あとはバイクに関して言えば、フードデリバリーはUberfoodと同じくらい「foodpanda」の鞄を見かけた。ピンク色の鞄で食事を運んでいる。日本からは既に撤退したらしい。

 

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f:id:ngcmw93:20240921230446j:image台北駅から鉄道で空港へ向かい、タイガーエアに乗り、新潟へ帰還。青空が美しかった。無事に終えれて何よりだ。

 

以下、まとめて振り返り

●美味しかったものランキング

1位:牛肉麺(高雄の三牛牛肉麺

2位:パパイヤミルク(六合夜市)

3位:宿に着いた瞬間飲んだコカコーラ

4位:魚介スープビーフン(永楽市場前)

5位: 地瓜球(寧夏夜市)

臭豆腐を食べなかったのを後悔。怖いもの見たさで一口食べたかった。あと高雄で海鮮粥を食べるのを忘れた。牛肉麺とかビーフンとか、スープが衝撃的に美味かったのが印象に残ってる。

 

●全体の振り返り

台湾人は本当に優しい。道を尋ねれば丁寧に教えてくれるし、駅員やバスの運転手も非常に優しかった。こちらが英語を理解できず、なんども聞き直しても根気強く伝えてくれてありがたい。こちらも最低限の英語は話せないとな…と感じる。

街を移動していると、スーツを着た人間を見ることがほぼない。オフィス街を通ることが少なかったからなのか。しかしMRTに乗っていてもビジネスマンは一切見なかった。台湾の勤め人はどこにいるのだろうか。それか服装が自由なだけで、ポロシャツにジーンズ、みたいな人が普通に役場の事務仕事とかしてるのだろうか。

あと飯が美味い。夜市はどこも楽しめた。しかし屋台は肉とか揚げ物ばかりで、旅行中野菜をほとんど食べなかった。台湾人はほとんど家で料理しないというが、生野菜とか食べないのだろうか。果物はそこらじゅうで売ってるが。

急ぎ足の旅行にしてはたくさんスポットを回れたが、もっと余裕ある旅行もいつかしてみたい。自分が住む街から直行便があることは、大きく時間短縮になるのでありがたい。タイガーエアは座席も普通に快適だったし、アプリも使いやすかった。LCCにしてはかなり快適で、良い航空会社だった。


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f:id:ngcmw93:20240916002735j:image現地のサービスを利用する際、我々は繁体字を日本語訳したものを見ることになるが、怪しいトンチキ日本語が時々観測できて面白かった。例えば飛行機の予約画面。機内食をおすすめしたかったのか、「今すぐ注文ください。飢えないでください。」と出て笑えた。

 

●買ったもの

f:id:ngcmw93:20240916001407j:image以前、友人から貰った台湾土産のカップラーメンが死ぬほど不味かったのでリベンジした。結論、普通に食べれる。カップヌードルマルちゃん正麺の方が旨いが、別にそんな不味くもない。一体あの貰ったお土産の不味さは何だったのだ…。

高雄の美麗島駅近くで買ったパイナップルケーキ。日本語が話せる店員さんが接客してくれた。

空港で買った饅頭。旨いが強烈に甘い。「古早味」は「懐かしい味」

九份で買った白菜とカメ

あとは空港で余った台湾ドルを使い切るため、葉巻を2箱買った。バンドメンバーに分けたら好評でその場で美味いと吸ってくれた。マフィアみたいな見た目のドラマーは似合いすぎてて面白いことになってた。エセ香港マフィアみたいで。

他のお土産も食べ切り、台湾旅行は完全に終わってしまった。こうして文章を書いていると、達成感と少しの寂しさを感じる。まだ10日ほどしか経っていないのに、遥か昔のことに感じる。

 

久々の海外旅行を終えたところで、2016年に取得した自分のパスポートのスタンプで訪れた国を振り返る。

2016年 オーストラリア🇦🇺(トランジットのみ)、ニュージーランド🇳🇿

2017年 タイ🇹🇭

2018年 ベトナム🇻🇳

2019年 香港🇭🇰

2024年 台湾🇹🇼


次はどこへ行こうか、予定を立てるのが楽しい。

近年は東アジアばかりだが、そろそろヨーロッパ方面へ行きたい気もする。しかし腰痛持ちの自分が長いフライトに耐えられる自信がない。単純にアンコールワットを見たいのでカンボジアに行きたい。それと、ただのんびりするためにハワイに行きたい。あの沢木耕太郎ですらハワイは良いぞ、と言っていた。もっと軽率に海外を旅したい。旅行の楽しみを持つことは生きるモチベーションになる。貯金して、時間をつくって、なんとかこれからも旅行したい。