状況が裂いた部屋

旅行と読書と生活

2020年6月の短歌

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FM PORTの最後の放送を聴きながらこの文章を打っている。熱心なリスナーではなかったけれど、ここ数日は運転中や原稿を書いてる時ずっと聴いていた。6月30日の24時を以ってradikoで遡って聴くこともできないとのことで、最終日のヘビーリスナーには仕事を休んで聴く人もいるらしい。わざわざ録音機材を買った人、人生で初めてのメッセージを送る人、記念の花火を打ち上げる人。様々な感情が動く中、最終回へ収束していく感じがライブ感あって良い。昔、「週刊ストーリーランド」という番組で、ラジオの話があった。主人公はラジオDJの女性。長くパーソナリティーを務めた番組を降板する最後回、最後のメッセージを読んでいる途中、ハガキの送り主が絶縁状態の父親であるとわかり、泣きながら父に感謝を述べて最後の放送を送る、そんな話だった。いま調べたら制作協力は京都アニメーションだった。タイトルは「最後のリクエスト」。エンディングテーマがZARDだったりで時代を感じる。2001年のたった十数分のアニメでもこうして思い出す人間がいるので、20年続いたラジオはずっと記憶されると思う。島村仁のビートコースターが好きだった。

あと1時間半で閉局。リレー方式で番組を繋いでいくパーソナリティーはみんなプロだなあと聴きつつ、あの萬代橋のたもとのcozmicビル、放送局スタジオの舞台裏でどんなドラマが起こっているのか想像しながら、歴史の最後を見送ろうと思う。