状況が裂いた部屋

旅行と読書と生活

2020年5月の短歌

 

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短歌は面白い。すっかりハマってしまった。なんとかこの熱を持続させようと、1日1首ずつutakataに投稿している。そこから5首選んだ。1日に4,5首できる日もあるけど、ペースを守るためわざわざ一旦寝かせて翌日に投稿したりしている。でも短歌って瞬発力が必要な気もするので、あまり推敲しても良くなる気がしない。柔らかい表現にしたければ漢字をあえて平仮名にしたり、同じ意味の語でも別の言葉を使うなど試行錯誤している。

他の人の短歌を読むのもとても楽しい。若い歌人でも歌集を出していたりするので、気になる人のをなんとか手に入れて読みたい。どれも装丁のデザインにかなり凝っている。でかい本屋ならコーナーがある気がするので探してみようと思う。これまで知らなかったり、認識していても通り過ぎていた分野やその界隈に興味が開けるのは刺激があって良い。自分が好きな旅行や読書でも、共通して求めているのは「知らない世界に触れること」なのかもしれない。最近読んだ野崎まどの『know』に「≪知る≫と≪生きる≫は同じ現象ですよ」という台詞があった。神がかった能力を持つヒロインの人生観は独特だがとても説得力がある。エントロピーの増大にどこまでも抗う人生、知ることと生きることを等価に見る人生…。知らない情報を発見して、それに触れているときが一番楽しい。どんどん開拓していきたい。