状況が裂いた部屋

旅行と読書と生活

四国旅行記③

 

○  4日目

f:id:ngcmw93:20220425062237j:image旅行最終日。7:15坂手港発のジャンボフェリーで神戸へ向かい、夕方に飛行機で新潟へ帰る。

 

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f:id:ngcmw93:20220425182348j:imageそういえばこの航路を調べていたら「ニャンコフェリー」って表示されてたのは何だったんだ…可愛いけど、と思ってたらこの船の愛称がニャンコフェリーだった。正式な船名は「りつりん2」らしい。


f:id:ngcmw93:20220425182412j:image船内でオリーブうどんを食べる。顔のつもりなのか?写真を撮ったら作ってくれた若い店員の女性が「あっ…」って表情をしてた。

そしてついに、この旅で最大の楽しみだった「船で明石海峡大橋の下を潜る」というイベントを迎える。甲板に出ると夏のような陽射しが眩しい。他にも橋を撮ろうとするカメラっ子たちがいた。iPhoneを手に良い場所を陣取る。

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f:id:ngcmw93:20220425182821j:imageだんだんと近づいてくる。なんて美しい建造物なんだろう。

 

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f:id:ngcmw93:20220425183242j:image一瞬で潜り抜ける。頭上で車の走行音が聞こえてびびる。
f:id:ngcmw93:20220425183616j:image自転車や歩きで渡ったら最高なんだろうなと思う。

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f:id:ngcmw93:20220425182938j:imagef:id:ngcmw93:20220425183758p:image上が明石、下が淡路島。本当にド迫力で満足した。快晴の空に白い橋が映える。

 

f:id:ngcmw93:20220425183736j:image神戸港に到着。眼前に三菱のでかい倉庫が迫る。船を降りて神戸三宮駅行きのバスに乗る。フラワーロードをほぼ一直線、花時計の横を通って10分かからず着く。神戸・三ノ宮は大都会だ。道ゆく人々がなんか垢抜けて見える。あと高級車がやたら多い。

 

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f:id:ngcmw93:20220425183933j:imageドトールで少し休んでから神戸市立美術館でミイラ展を観る。7体くらいミイラがいた。棺や装飾品、石板や当時の食べ物など。かなり見応えがあって面白かった。CTスキャンによる復元で、ミイラの頭から足へ肉体が再現されていく映像を観てGANTZの転送のやつだ!と思う。多分逆でCTが元ネタ。しかし、分析で2000年前に死んだ人の病名まで分かるのは恐ろしい。変な死に方はできない。

印象に残ったのはミイラの棺に刻まれた絵だ。胴体にびっしりとカラフルに描かれていて、漫画のコマ割りのようだ。死者の生前の人生とかが物語のように表現されている。神々がデフォルメされたキャラのようで可愛らしい。碑文のことをテスラというらしく、絵や象形文字みたいなのが刻まれている。死後の世界でもビールと肉が永久に供給されるとか書いてある。

 

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f:id:ngcmw93:20220425172041j:image中華街の南京町で軽く食べ歩きをする。すごい人出だった。快晴で真夏のような暑さ。一番空いてる屋台で適当に食べた小籠包が旨かった。

喫煙可の純喫茶に入る。「しゅみ」という名前だった。「須彌」と書くらしい。常連ぽい人がマスターに今年の阪神に喝だ!と話しててとても良かった。この時点で3勝17敗という歴史的負けっぷりである。薄暗い喫茶店から道ゆく人々を眺めるのは良い昼下がりの過ごし方だ。2時間くらい文庫本を読んだ。

 

夕方、ポートライナー神戸空港へ。途中の駅名に「計算科学センター(神戸どうぶつ王国「富岳」前)」とあって、確かに理化学研究所はあるが富岳って駅名にもなるんだ、と思う。

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f:id:ngcmw93:20220425172532j:image18:40神戸発→19:50新潟着のFDAに乗って無事到着。3月に就航したばかりの新航路で、これに乗れたのは運が良かった。早く予約したので安かったし。上空から衝撃的にデカい月が見えた。機内が反射してどうにも上手く撮れない。どうやらこの日が満月だったらしい。

 

f:id:ngcmw93:20220422123349j:imageこの日の移動ログ。総移動距離は683キロを超えた。ほとんどが帰りの飛行機だけど。船、バス、モノレール、飛行機と乗り継ぐのはなかなか楽しかった。春の瀬戸内海の気候は過ごしやすくて快適。

f:id:ngcmw93:20220430070420j:image行きと帰りで別の手段を使って旅行するのは飽きがこなくて良かったし、体力的にも4日間の旅行はちょうどいい。かなり満足度の高い旅だった。やはり島を訪れるのが好きだなと思う。またお金を貯めて、今度は夏の北海道へ行きたい。