状況が裂いた部屋

旅行と読書と生活

晴天の価値

f:id:ngcmw93:20240218115733j:image2月中旬に出張で千葉へ行った。5日間の滞在中はずっと快晴で、気温は20℃に迫る春のような暖かさだった。仕事は朝から晩まで現場を走り回る過酷なもので、身体的にも精神的にも追い込まれた。毎朝、京葉線から見える美しい景色を眺めて正気を保っていた。太平洋へ燦々と日が注ぐ様子や、電車と並行して走る高速道路、倉庫や工場ばかりの街並みはとても眩しく見える。どういう訳か整然とした区画の街を見ると癒される。団地や港の倉庫が立ち並ぶ京葉線沿いの風景はなんとも言えず良いものだった。

 

30年近く新潟に住んでいるため、冬は常に天気が悪いことに慣れてしまっている。晴天の空をみることなんて稀だし、だから雲ひとつない突き抜けた快晴の日は本当に気分が良い。仕事も捗るし一日中機嫌良く過ごせる。

時々関東に出張に出るたびに快晴で、毎度その気分を味わえる。以前小豆島へ旅行に行った時も海と空が感動するほど青かった。長野の松本市とかも行くたびに晴天率が高い。毎日この天気の中で暮らせたらどれほど良いだろう。というか、ずっと新潟で暮らしているせいで、無自覚のうちに天気でどれだけ損しているのだろう。


自分は他の県に転勤する機会はまず無いし、このまま仕事を続ける限り冬の長いこの街で暮らすのだと思う。今更転職する気もないし、この街が嫌いな訳ではないので。ただ定年を迎えたタイミングとかで、別の街に移住することは考えてもいいかもしれない。太平洋側の田舎とか、瀬戸内海の島とかで、猫でも構いながらのんびり老後を過ごしたい。


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